【カニ類】 |
【クモガニ】
正式名:コメツキガニ
Scopimera globosa
(スナガニ科)
俗称:チヌガニ・マメガニ・スナガニ
特徴:潮間帯の砂浜に穴を掘って生息。生息場所により色が若干違う。薄茶色や黒っぽいものも...
釣り:軽くて水中抵抗が大きい。動きはいいがエサ盗りに弱い。パチンコ玉といい足を取って使用することも。最近はあまり使用されなくなった。 |
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【イワガニ】
正式名:ケフサイソガニ Hemigrapsus penicillatus
(イワガニ科) 俗称:イワガニ
特徴:背中は少し丸く、雄には爪の間に毛がある。斑点や白い星があるものも。殆どの河口の潮間帯の石が沢山転がっているような場所に生息。昼間は石を剥いで採取するが、夜間は半分ほど水没した石の周りに這い出ているので比較的に採取しやすい。
釣り:落し込み釣りの代表的なエサ。年中使用される。重量があって遠投もきく。 |
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【ヒライソガニ】
正式名:ヒライソガニ Gaetice depressus
(イワガニ科) 俗称:ヒライソ
特徴:イワガニによく似ているが、背中が平たく薄っぺらい。イワガニより硬い。汽水域よりも塩分が濃い潮間帯の海辺の石が沢山転がっている場所に多く生息しているようだ。
釣り:イワガニと共に代表的なエサ、前打ちに効果的といわれる。 |
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【防潮ガニ】
正式名:イソガニ
Hemigrapsus sanguineus
(イワガニ科)
俗称:アブラガニ・イワガニ
特徴:斑模様が特徴。潮間帯の岸壁の割れ目や岩の間に生息。内湾から外洋まで分布。硬く足の力も強い。雨上がりには波止の岸壁や岩の上にも出てくる。
釣り:エサ取りに強く、雨上がりや水潮時に効果的といわれる。 |
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【泥ガニ】
正式名:ヤマトオサガニ
Macrophthalmus japonicus
(オサガニ科)
俗称:ゲタガニ
特徴:横長長方形。内湾の干潟の泥の穴の中に生息、大型は多いが小型のものは数が少ない。採取が難しい。
釣り:柔らかくエサ盗りに弱いが、動きが良いので前打ちに効果的といわれる。 |
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【タンクガニ】
正式名:スベスベオウギガニ
Sphaerozius nitidus
(イソオウギガニ科)
俗称:タンク
特徴:岸壁のイガイや牡蠣の殻の中に生息。片方の爪が大きい。とても硬い。爪だけ使用することも。
釣り:関東地区でよく使われる。秋口には爪が効果的といわれる。 |
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【豆ガニ】
正式名:チゴガニ
Ilyoplax pusillus
(スナガニ科)
特徴:河口よりの潮間帯の砂浜に穴を掘って生息。1cm程の小型。
釣り:数年前までは福岡の博多湾沖防のメイタ釣りの主流のエサだった。 |
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【ベンケイガニ】
正式名:ベンケイガニ
Sesarmops intermedia
(イワガニ科)
俗称:陸ガニ
特徴:ベンケイガニの仲間は海岸付近の草原や土手に巣穴を掘って暮らしているが、特に河口の石垣の隙間に多いのがカクベンケイガニ。動きが素早く採取が難しい。
釣り:軽くて動きがいいので水深が浅いテトラでは効果的といわれる。 |
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【石鯛ガニ】
正式名:アシハラカニ
Helice tridens
(イワガニ科)
俗称:アポガニ・クソガニ
特徴:葦林の湿地帯の泥の中に穴を掘って生息。独特の臭いがある。
石鯛やブダイ釣りのエサ。夏場によく使われる。
釣り:落し込みには小型の「ヒメアシハラ」が使いやすい。 |
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【ミロクガニ】
正式名:オヨギピンノ
Tritodynamia horvathi
(カクレガニ科)
俗称:サバガニ・ミルクガニ・インベーダー・エイリアン
特徴:秋口に海面表層を群れをなして浮遊する。海面が真っ赤になるほど異常発生する。詳しい生態は不明
釣り:このカニが沸いたら他のエサでは釣れなくなる。
九州では天草や長島地方で磯釣りのエサにも使われている。 |
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【貝類】 |
【イガイ】
正式名:ムラサキイガイ
Blue Mussel
(イガイ科)
俗称:カラスガイ・ツブ・団子(稚貝の房掛け)
特徴:全国の内湾に発生する。岸壁・船底・ロープなどに付着する。岸壁の殆どは夏後には死んでしまうが、大型のものが越冬するらしい。ムール貝ともいわれ食用。
磯等に着いている表面がザラっとした硬い曲がった形のものは「イガイ」で別種。
釣り:チヌの主食で落し込み釣りの代表的なエサ。一枚掛け・房掛け(団子)・むき身にして使用する。 |
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【ミドリイガイ】
正式名:ミドリイガイ
Perna viridis
(イガイ科)
特徴:もともと日本には生息していなかったのだが、現在は瀬戸内海から関東にかけて繁殖している。
東南アジア産で船底に付着して入ってきたらしい。食用。
釣り:イガイより殻が薄く柔らかい。春秋に効果的といわれる。
九州では見かけない。 |
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【アケミ貝】
正式名:イソシジミ
Nuttallia olivacea
(シオサザナミガイ科)
俗称:シシビ・バカガイ
特徴:干潟に生息している。エサ用は殆どが輸入で韓国・中国産。貝の裏側が紫色なのが特徴。
近種の「エゾイソシジミ」は貝の裏側が白い。食用。
釣り:関西方面での筏釣りの代表的なエサ。若狭湾の「備中釣り」は有名。九州では使う人は少ない。 |
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【サクラ貝】
正式名:サクラガイ
Tellins
(ニッコウガイ科)
特徴:砂浜にいるものは薄い。貝殻は装飾品に使われる。
釣り:最近になって使用され始めた。中身の入ってる物を探すのは難しい。
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【フジツボ】※正式には甲殻類でカニと同じ仲間
正式名:アカフジツボ
Balanus roseus(甲殻類フジツボ目)
俗称:ゼンボ
特徴:フジツボの種類は多いが、浮遊物に付着するのはサンカクフジツボとアカフジツボ。
釣り:浮貯木や船底など日の当たらない場所に付着したものが殻が薄く使いやすい。
小さい物はそのままハリに2.3個刺して、大きい物はキリで穴を開けてハリに刺す。 |
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【エビ類】 |
【湖産エビ】
正式名:スジエビ
Palaemon paucidens
(テナガエビ科)
俗称:モエビ・シラサエビ・川エビ
特徴:全国の河川・汽水に生息。養殖も盛ん。食用
釣り:メバル・チヌ・メジナ・スズキ・バス等の代表的なエビエサ
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【サイマキ】
正式名:クルマエビ
Penaeus japonicus
(クルマエビ科)
特徴:ご存じエビの大様「クルマエビ」、小型の物をサイマキという。養殖も盛ん。
釣り:マダイ釣りに使われる。近種の「アカエビ」もよく使用されている。 |
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【シャコ】
正式名:ニホンスナモグリ
Callianassa japonica
(スナモグリ属)
俗称:ボケ・バケジャコ
特徴:内湾の干潟に穴を掘って生息。
近種にスナモグリがいるが鋏の形が違う。
釣り:カカリ釣り・紀州釣りによく使用される。 |
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【オキアミ】
正式名:南極オキアミ
Euphausia superba
(オキアミ目)
俗称:オキアミ
特徴:今やフカセ釣り=オキアミといわれるほどウキ釣りの代表的なエサ。
近種の国産のツノナシオキアミは食用として使用されている。
釣り:生・ボイル・加工品など種類が豊富に販売されている。 |
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【虫類】 |
【本虫】
正式名:イワムシ
(ゴカイ科)
俗称:岩虫・岩イソメ・マムシ
特徴:国産と輸入(韓国・中国産)がある。国産は黒っぽく頭側半分は硬いが尻尾半分は柔らかくすぐ切れる。輸入品は色が薄くピンク色で尻尾まで切れにくい。
釣り:代表的な虫エサ。サーフから筏釣りまで幅広く使用されている。予約が必要なほど品薄。 |
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【青虫】
正式名:アオゴカイ
(ゴカイ科)
俗称:アオイソメ・青ゴカイ・朝鮮ゴカイ
特徴:殆どが輸入(韓国・中国産)。養殖もされている。
釣り:代表的な虫エサ。動きがよく光るので夜釣りにも。サーフから筏釣りまで幅広く使用されている。殆どの釣具店で常備している。 |
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【袋ムシ】
正式名:スゴカイイソメ
Diopatra bilobata
(ナナテイソメ科)
俗称:ミノムシ・イチヨセ・袋イソメ
特徴:貝殻等を巻いた袋の中にいる。全国の干潟や海岸に生息。
釣り:関西・中京地区で使用されている。雨後に効果的といわれる。 |
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【ヘラヘラ】
正式名:ウスヒラムシ
Notoplana humilis
(スチロヒラムシ科)
特徴:キクラゲの様な形をしている。他にも近種の「スチロヒラムシ」・「ツノヒラムシ」がある。
岸壁のイガイの房の中によく着いている。
釣り:ヒラムシの仲間をヘラヘラと呼んでいる。水温の低い時に効果的といわれる。 |
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【イソギンチャク】
正式名:イソギンチャク
(イソギンチャク科)
俗称:キンチャク・ワケ
特徴:全国の干潟に生息。九州有明海ではワケシンノスと言われ食用。
釣り:春・秋の水潮時にいいといわれる。 |
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【パイプ】
正式名:エゾカサネカンザシ
Pololula tubularia
(カンザシゴカイ科)
特徴:貝のようだがゴカイの仲間。白い石灰質の管状の筒の中に生息。珊瑚のようにパイプ状の物が集まっている。まるで海藻のように見える。
釣り:ここ数年脚光浴びている。年中釣れるらしい。小さな塊をハリに刺して使用する。 |
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【その他】 |
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